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2013年の三の酉は11月27日「三の酉まである年は火事が多い」って本当?

2013年の三の酉は11月27日「三の酉まである年は火事が多い」って本当?

「三の酉まである年は火事が多い」と言われます。
2013年の今年は一の酉が11月3日、二の酉が11月15日、そして三の酉が11月27日。しっかり三の酉まである年です。

なぜ火事が多いと言われるのでしょう?
「天変地異を知らせる動物といわれる酉(鶏)が三回も登場するから」とか「三の酉の頃になると寒くなって、火を使うことも多くなるから」と色々な説があるようですが、はっきりした理由も、そして実際に火事が増えたという事実もないそうです。

熊手1

面白いのは他の目的での風評被害(?)ではないかという説。酉の市で有名な熊では、酉の市で有名な大鷲神社が吉原遊廓のすぐそばであったことから11月の酉の大祭に商売繁盛を願い売られるようになったのがはじまり。

そのため、普段はなかなか敷居の高い吉原にもこの日は手軽に入ることができたそうで、参詣の帰りに吉原へ行く男性も多かったようです。

そんなことを店の主人や夫に月に三回もされてはたまらないということで、三の酉のあるときは「火事が多い」という俗信を作って早く帰るように仕向けたのだそう。涙ぐましい努力だったのですね(笑)

熊手2

なお、丙午(ひのえうま)の年も火事が多いと言われているそうです。

これは丙と午が共に五行の火に当たることから火災が多くなる、また江戸時代に八百屋お七の大火事があり、お七が丙午の生まれであったこと、そしてそ江戸時代に伝わった「丙午山の雌馬は雄馬をかみ殺す」という中国の言い伝えとも混ざって、特に女性に対する丙午迷信が根強くなったとのこと。丙午の年は人が少ないとか聞いたことはありませんか?そんな理由があったのですね。

深川

そろそろ寒くなり火を使うことが多くなる時期。江戸時代、火事は起こした人だけでなく多くの人を巻き込む大災害として恐れられていました。

単なる迷信と言ってしまえばそれまでですが、ふとそれを理由に気を引き締めてみるのは、今の世の中にも大事なことなのかもしれません。

 

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