来年2019年のNHKの正月時代劇で放送される「家康、江戸を建てる」。直木賞作家の門井慶喜氏が原作の超話題作です。
三河を中心に勢力を拡大していた徳川家康は、豊臣秀吉の命で江戸を中心とする関八州を新たな領地とする事に。しかし実際に赴いてみると「江戸」は飲み水を確保するにも苦労するような海辺の泥湿地でした・・・・・・。ここからいかにして家康は八百八町華の大江戸の基礎を造り上げたのか。
前回は「神田上水をつくったのは誰か?」を紹介しましたが、
超話題の2019年NHK正月時代劇「家康、江戸を建てる」の予習!神田上水をつくったのは誰か?
来年2019年のNHKの正月時代劇で放送される「家康、江戸を建てる」。直木賞作家の門井慶喜氏が原作の超話題作です。 番組ホームページより関が原の合戦より10年ほど前の1590年、三河を中心に勢…
今回はドラマを見るのに役立つ「小判」の知識をわかりやすく解説します。
小判は家康の発明品!?
今でこそ誰しもが当たり前に知っている「小判」。実はこれ、徳川家康の発明品とも言われています。それ以前の豊臣の時代、秀吉が主に作らせていたのは「大判」でした。
秀吉が作った貨幣「大判」とは
この大判、1枚で10両もの価値があり、大きさも手には収まらないくらいにビッグ。
仮に1両10万円としたら100万円です。考えてみてください。あなたがもし「崩せない100万円」を手に入れたら?嬉しいけど、普段の買い物にはすごく不便ですよね。
そうです。大判はあまりに大金すぎて、人々はすぐに小さい粗悪な輸入銭等に交換してしまい、大判そのものはほとんど流通しなかったのです。