室町時代を築いたレジェンド・足利尊氏の生涯に迫る!その1

やたろう

近年、『信長のシェフ』や『忍たま乱太郎』など室町時代を扱った漫画が読まれ、中公新書の『観応の擾乱』がベストセラーになるなど、室町時代が注目されています。その室町時代を築いた立役者が、今回紹介する室町幕府の初代征夷大将軍・足利尊氏です。数回に分けてその生涯について紹介させて頂きます。

騎馬武者象、新発見の肖像、どれが本物なの?

尊氏を語るに欠かせないのが、彼を描いたとされる肖像画です。少し前までの歴史教科書には、“ざんばら髪で太刀を担いだ甲冑姿の騎馬武者”の、たくましくワイルドな風格のある像が尊氏とされてきました。

一方、浄土寺(広島県)や安国寺(大分県)に保存されている木像、肖像は柔和な表情で公家風の衣冠で身を固め、名門生まれのカリスマを誇った尊氏の面影を今に伝えていると評されてきました。一体、どちらが尊氏なのでしょうか?

そうした疑問に終止符を打つと噂されたのが、2017年に見つかった肖像画で、尊氏の死後間もなく書かれた像の写しであると言われています。また、騎馬武者像は家紋から足利家の家臣・高師直(こうのもろなお)であるとされ、今では殆ど尊氏像として教科書に載る事は無くなりました。

なお、余談ではありますが新しい尊氏像は大河ドラマ『太平記』で尊氏を演じた真田広之さんにそっくりだと話題になっています。気になる方は、見比べて見るのも面白いかも知れませんね。

3ページ目 尊氏は少年時代からカリスマを発揮していた

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