ロシアの陸上競技界でドーピングが問題になっていますが、このほど早稲田大学大学院の研究グループが、ロンドンオリンピックまでの3大会の日本のメダリスト男女6人ずつに聞き取り調査を行いました。
ドーピングをしない理由については、親や指導者からの教えで「ズルはしない」「勝ち負けより一生懸命に頑張ることが大事」と言った意見を上げたメダリストが多かったそう。
そして注目なのが「根底に武士道のような信念を持っている」という意見も多かったそうなのです。合計12人への聞き取り調査で複数人に武士道という言葉が出てきたというのは筆者としては意外でした。
また、「根底に武士道のような信念を持っている」といった回答も多く、「武士道」につながる日本のフェアプレーの精神が大きな要因になっているとみられます。
“武士道精神”が根底に 日本人がドーピングしない理由 NHKニュース
日本選手はこれまでにオリンピックでは一度もドーピング違反者は出ていないとのことで、今回の聞き取り調査結果を、日本だけではなく外国選手のアンチドーピングに役に立つのではと考えているそう。
今回の研究結果は学術雑誌の「スポーツ産業学研究」に掲載される予定です。
2月6日追記: 読者様よりご指摘があり記事タイトルを修正しました。
変更前: 根底に武士道の信念を持っているから
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変更後: 根底に武士道のような信念を持っている