1989年(平成元年)に奈良市の平城京跡で発見されていた直径約19センチほどの素焼きの土器が、実はすごろくの一種であったと21日に発表されました。
この土器は8世紀前半のものと見られており、発見当初から今日まで用途が不明のままでしたが、内側に描かれた文字や円の中心に向かう放射状の点が刻まれていることなどから、この度すごろくの一種であると結論付けたそう。
すごろくと言っても近代日本で行われている類のすごろくのようなものではないようで、現在も韓国などで親しまれているすごろく「ユンノリ」という遊びに近いそうです。
なお、国内では同様の盤面をもった史跡が6例確認できているそうです。