禁断の大奥 色情まとめ!”好色禁止”の奥女中たちが身を焦がした激しすぎる性愛スキャンダル【前編】

高野晃彰

豪華絢爛な衣装に身を包んだ奥女中たちが、激しいバトルを繰り広げる「大奥」

大奥を題材とした作品は映画・ドラマ・漫画ほかさまざまな作品となり、江戸時代から令和の現代まで長年語り継がれています。

華やかな印象とは裏腹に、大奥では「将軍の秘密を守るため」という理由があったものの、理不尽で厳しいルールが設けられていたことでも有名です。

将軍と性行為したら一生出られない!?女性の園、江戸城 大奥での性生活のしきたりやルール

みなさんは、「大奥」と聞いてどんなイメージを持ちますか?映画やドラマで見るような、ドロドロとした世界が広がっていた、と思う方も多いかもしれません。そんな大奥ですが、多い時には約3000人もの女…

3代将軍・徳川家光の男色がきっかけ!?江戸時代の大奥が巨大ハーレム化した驚きの理由

今なお時代劇などで多く映像化され、人々の心をとらえ続ける「大奥」。私たちがよく知っているのは将軍専用の巨大ハーレムとして厳格に整備された大奥ですが、もともとは将軍の家族の居住地としての役割のみで、家康…

中でも「好色なことをするな」という禁欲ルールは、いわゆる「女盛り」といわれる女性たちにとっては厳しいものでした。

奥女中とはいっても生身の人間。恋愛や性愛への渇望は封じ込められるわけもなく、そんなルールなどなんのその、色の道に走った奥女中たちも少なくありませんでした。

奥女中たちの「色の道事件簿」をまとめてみました。

豪華絢爛で華やかなイメージの裏で

豪華絢爛な打ち掛けやお引きずりを身に纏い、優雅に長い廊下をあるく上品なお女中たち……美しい女たちの園「大奥」は、江戸城の本丸御殿の奥にありました。

江戸幕府にとって「お世継ぎ」の確保は、重要事項。

将軍は一夫多妻制が当たり前だったので、大奥には、正妻・御台所(みだいどころ)、愛妾・側室(そくしつ)、将軍や御台所の身の回りの世話をする御中臈(おちゅうろう)たちも一緒に暮らしていました。

そんな大奥の中では、厳しい掟やルールが設けられていたのです。

たとえば、「将軍の夜の営みの相手を一度でもしたら、一生江戸城から出ることはできず、結婚も許されない」というものや、もし将軍に気に入られたとしても、30歳になったら寝室のお相手を辞退する「御褥御免(おしとねごめん)」など。

将軍の夜の営みなどの秘密をほかに漏らさぬため・医療が発達していなかった当時、20代でも出産はリスクが高かったため・大奥のイメージを損なわないため……など、いろいろな理由があったようです。

2ページ目 「好色なことは禁止」という厳しい掟

次のページ

この記事の画像一覧

シェアする

モバイルバージョンを終了