夏の代名詞、もくもく雲の重さ知ってる? 気になる台風情報の勘違いあるあるも

みずめ

まだまだ暑い日が続きますね。

お昼ごろから青空にもくもくと白い雲が現れると、夏を感じませんか?

夕立や時に雷を伴うのは「積乱雲」。

青空にどんどん湧き立つ雲を見るととても軽そうに思えるのですが、実はとても重いことを知ってますか?

雲は小さな水や氷の粒が無数に集まったもの。空気中のチリを芯として雲粒が生まれて発達します。

雲の種類によりますが、もくもくとした綿雲(積雲)の場合、1㎦(立法キロメートル)の重さはなんと250トン!

それだけの水が空に浮かんでいるとはとても信じられませんね。地球の2/3は雲に覆われているそうです。海にも宙にも水…本当に地球は水の星なのですね。

2ページ目 台風情報や雨雲レーダーの思い違いあるある!

台風情報や雨雲レーダーの思い違いあるある!

この季節気になるのは台風情報。みなさんも台風の進路を天気図でチェックすることがありますよね。進路情報で「予報円」という点線の円がありますが、あれが大きいと「大きな台風がくるんだな」と思ったりしていませんか? あれは「台風の大きさ」ではなく、円の中に台風がくる確率が70%という意味です。なので予報円をつなぐ線は必ずしも台風の進路ではないそうです。

また、夕立の多いこの時期、雨雲レーダーをチェックする人も多いでしょう。レーダーは雲そのものを捉えているわけではなく、雲の中の雨や雪をとらえています。レーダーは電波を送信し、「降水粒子」に反射して戻ってくる電波を受信。その強さや速度で降水の位置や強さを観測しています。なので、雲そのものの大きさではないのですね。また降水粒子があるからといってその下で必ずしも雨が降っているわけではないのです。
みなさまゲリラ豪雨や台風情報をしっかり把握して、備えてくださいね。

参考:『雲の超図鑑』(KADOKAWA、荒木健太郎著)

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