NHK大河ドラマ「どうする家康」、皆さんも観ていますか?
筆者も毎週楽しみで、徳川家康(演:松本潤)をとりまく三河武士たちがどんな活躍を魅せてくれるのか、いつも注目しています。
さて、今回はそんな一人・渡辺守綱(演:木村昴)。三河一向一揆では家康に弓を引き、帰参してもナンパ&返り討ちなど、劇中ではあまりいいとこナシですね。
しかし「槍の半蔵」と異名をとった武勇はダテではなく、心を入れ替えた?後も多くの勲功を重ねました。
ところで、この異名は誰が呼ぶようになったのでしょうか。まさか自称じゃ……いやいや、さっそく調べて参りましょう!
七度槍を合わせるよりも……渡辺半蔵、大手柄!
……大天龍の迫合に近藤傳四郎某手負ひて。渡辺半蔵守綱を見かけ汝我を助けよといへば。半蔵己が取たる首を投げ捨てゝ傳四郎を負ひ。三里ばかり引退きける由聞せ給ひ。味方一人討るれば数千人が弱みとなるなり。味方を助くるは七度鎗を合せたるよりも勝れりと仰有て。今よりは守綱を鎗半蔵とよぶべしと仰られしなり。……
※『東照宮御実紀附録』巻三「鎗半蔵」
天龍川の迫合(せめあい。合戦)で近藤傳四郎(こんどう でんしろう。諱は不明)が負傷してしまいました。
ちょうどそこへやって来たのが渡辺半蔵。