現代において、男性にとっても女性にとっても欠かせないであろう生活必需品の「下着」。
そんな下着について、実は男性用と女性用で違った起源や、驚きの歴史が隠されていたのでまとめて紹介したいと思います。
日本人初の女性用下着を着用したのはアノ人!
日本人で初めて女性用下着を着用したのは、なんと男性でした。
その男性と言うのが、豊臣秀吉です。16世紀半ば、豊臣秀吉は南蛮貿易に力を入れており、当時の大阪には南蛮地方から輸入される商品が多かったと言います。
そのなかにあった1つが女性用下着、通称「パンティー」だったのです。
パンティーの履き心地について、当時の豊臣秀吉がどう思っていたか定かではありませんが、しばらくの間は気に入って履いていたといいます。
日本で初めて女性用パンツを手にしたのは豊臣秀吉!?日本人とパンツの歴史【前編】
下着は履くと逆に下品だった?江戸時代にようやく肌着が浸透。日本人とパンツの歴史【後編】
パンティーとブラジャー
パンティーが一般的に普及したのは戦後以降であり、戦前までの女性たちは「ノーパン状態」もしくは、「湯文字」とよばれる布を腰に巻きつけて下着代わりにしたものが一般的でした。
ちなみに、ブラジャーに相当する「乳バンド(乳おさえ)」が一般的に普及したのは大正時代のことで、伸縮性があり胸を圧迫することのない素材がモダンガールに人気だったようです。
ここ数年は「ふんどし女子」がトレンド?
ここ数年は女性用の「ふんどし」が流行するなど、巷では「ふんどし女子」というワードがトレンド入りした年もありました。もともと、戦国時代の日本では、女性が生理の際にふんどしを利用して、したたる経血を塞き止めていたという記録がありますし、意外と実用的なのかもしれませんね。