源実朝(演:柿澤勇人)の結婚と北条義時(演:小栗旬)の再々婚に期待が高まる今日この頃……ですが、鎌倉幕府の公式記録である『吾妻鏡』だと実朝の結婚についてはたった一行。
御臺所御下着云々。
※『吾妻鏡』元久元年(1204年)12月10日条
【意訳】御台所・千世(演:加藤小夏。坊門姫)が鎌倉へご到着あそばされたとのこと。
厳密に言えば鎌倉に到着しただけで、その後いつ結婚したのか、婚礼の様子などは一切記録されていません(だからこそ創作が捗る場面でもあります)。
片や義時とのえ(演:菊池凛子。伊賀の方)にいたっては結婚を感じさせる記述さえなく、いきなり嫡男の北条政村(まさむら。五男)が生まれたことが紹介されているばかり。
これでは予習のしようがない(大河ドラマによる創作がほとんどである)ため、今回は畠山重忠の乱をメインに紹介。
北条時政(演:坂東彌十郎)とりく(演:宮沢りえ。牧の方)は飽くなき野望のため、武蔵国を掌握する妨げとなる畠山重忠(演:中川大志)に魔手を伸ばします。
果たして鎌倉武士の鑑と称された重忠の運命やいかに。今週もNHK大河ドラマ「鎌倉殿の13人」、第35回放送「苦い盃」を予習していきましょう。