「縄文時代」といえば誰でも何かしらのイメージを持っていると思いますが、実はこの縄文時代は“一万年以上も続いた時代”だということをご存知ですか?
日本の縄文時代に類似した生活形態を持っていたのは、世界中を探しても北アメリカ北西海岸の一部先住民族のみで、縄文時代は日本独自の文化であり、日本人のルーツを探るのに必要不可欠な時代なのです。
そんな「縄文時代」は現在でもさまざまな議論が活発に交わされています。
縄文時代とは一体どんな時代だったのでしょうか?
研究者でさえまだ最終結果が出ていない、縄文時代の流れについて今回は少しゆるーくご紹介していきたいと思います。そのためには100年前後の事象のズレがあることをご承知おき下さい。
なぜなら縄文時代は今でも研究者・学者の間でも喧々諤々の論争を生んでいる時代なのですから。
歴史上で時代が変わるということの意味
縄文時代とは紀元前に10,000年以上も続いた時代だったことに驚きませんか?なぜなら起源前と起源後で分けたとして現時点で西暦2021年しか経過していないのです。
起源後、2,021年の間にもいろいろな時代がありました。例えば“戦のない平和な時代が長く続いた”と言われる江戸時代でさえ265年間。しかし縄文時代は約10,000年以上続いたと言われているのです。
では歴史上で時代が変わるとはどういうことでしょう。
それは『今まで無かったものが生まれた時期』だと言えます。
縄文時代の始まりは今まで無かった「土器」の誕生により始まります。この土器に縄模様がついていたので“縄文時代”と呼ばれるのです。
この“土器の誕生”がそれまでの人間の生活を大きく変えていったのです。