「どうにかなろう」じゃ日本が滅ぶ!今こそ伝えたい幕末の名臣・小栗上野介の生き様と名言【上】

いつの時代も憂国慨世(※1)の士はいるものですが、そういう人物に対して水を差す者も少なくありません。

「しょせん君一人が何をしようがすまいが、結局この世はなるようにしかならないよ」

「そんな辛気臭いことより、もっと楽しいことを考えよう。まぁ『どうにかなる』さ」

……そう言われてしまうと、何だか熱くなっている自分がえらく野暮ったく思えてしまい、そのまま空気に流されてしまう方が大半かも知れません。

しかし、そんな中でも信念を曲げない男たちも確かにいました。

今回はそんな一人、幕末に活躍した小栗上野介忠順(おぐり こうずけのすけただまさ)の名言&エピソードについて紹介したいと思います。

(※1)ゆうこくがいせい。社会の行く末を案じて義憤に燃えること。

4ページ目 小栗上野介の生涯を辿る

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