いよいよお披露目!あの一休さんが開祖の京都「大徳寺 真珠庵」の襖絵を6名の現代作家が描く
京都市にある大徳寺は、あの一休さんこと「一休宗純」とゆかりの深いお寺で、通常はに非公開のお寺です。大徳寺には多くの塔頭がありますが、そのうちのひとつ「大徳寺 真珠庵」で、驚くべきアート作品が公開されようとしています。
9月1日から公開特別公開されるのが、漫画家や映画監督、アートディレクターなどの現代作家が手がけた大徳寺 真珠庵の襖絵です。こちらが参加クリエイターの一人である漫画家・北見けんいちさんが手がけた襖絵「楽園」。
落ち着いた雰囲気の和室と北見さんによるワクワク感あふれる襖絵とのコントラストはまさに新感覚。襖絵のコンセプトは一休さんゆかりの寺院だけに「なんでもあり」ということで、他のクリエイターの作品も個性がガンガン出ちゃってます。
「大徳寺 真珠庵」は大徳寺と同様に通常は非公開になっている塔頭で、絵師・長谷川等伯が描いた襖絵が遺されていることでも知られています。3年前から重要文化財の襖絵の修理が始まっているそうですが、この機会に新しい襖絵を、現代を代表する各ジャンルの絵師の人たちに描いてもらおうと思い立ったそうです。
歴史あるお寺の襖絵を現代作家が手がけるというだけでも、とても異例なことだと思いますが、今回のプロジェクトに参加する絵師は一人ではなく、ジャンルもバラバラな6名ものクリエイターなんです。
参加クリエーター
- 山賀 博之(映画監督)
- 上国料 勇(イラストレーター・アートディレクター)
- 伊野 孝行(イラストレーター)
- 北見けんいち(漫画家)
- 濱地 創宗(日本画家・僧侶)
- 山口 和也(美術家)
ジャンルも違えばもちろん作風も違うわけで、”お寺の襖絵には日本画”という既成概念を取っ払った刺激的すぎる襖絵がお披露目されようとしています。
真珠庵ではこの襖絵制作に関連したクラウドファンディングのプロジェクトにも挑戦中なので、気になる人はこちらもチェックしてみてください。
京都真珠庵の襖絵新調プロジェクト
大徳寺 真珠庵の襖絵は2018年9月1日~12月16日の期間で開催される大徳寺 真珠庵の特別公開でお披露目されることになっています。