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お馬さんが運んでくれた木。木曽馬の里が「馬搬」の復活に取り組み中

お馬さんが運んでくれた木。木曽馬の里が「馬搬」の復活に取り組み中

長野県木曽町の木曽馬の里が、馬搬の復活に取り組んでるそうです。

馬搬。といっても、馬を運搬するのではありません。馬で運搬するという意味であります。何を運搬するのかといえば、木材。車両が入れないような山の中で、木材を運ぶのに馬を使うというわけです。当然といえば当然でしょうが馬搬の歴史は自動車が発達するよりもはるかに古く、そして実に戦後の昭和30年代あたりまで日本各地の森林で日常的に活用されてたんだとか。

しかし林業機械の発達によって、飼育など手間のかかる馬搬は、次第に衰退。現在では、岩手県遠野で活動される遠野馬搬振興会などで数人の方だけが技術を継承してる状態となってます。

木曽町の開田高原では、日本在来馬・木曽馬の飼育と保存に取り組んでるそうです。木曽といえば、言うまでもなく木材の一大産地。もちろんこの木曽馬もまた、かつては馬搬に活用されてました。が、やはり機械の普及で木曽馬を飼う人が減少し、馬搬は消滅。それを今回、復活させようというわけです。

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復活のきっかけは、遠野馬搬振興会による馬搬の実演を見たことだとか。馬搬の復活で、木曽馬を見直す気運が生まれ、また馬搬による木材を使うことで付加価値の高い木製品を生産したいと考えてるそうです。

エコといえば、極めつけにエコな運搬手段である、馬搬。「お馬さんが運んでくれた木を使った、環境に優しい○○」みたいなアイテムが現れたら、確かに人気が出るかも知れません。次に来る馬年には、馬搬の木で出来た絵馬や祝い箸が大ヒットになってたりして。

木曽馬の里 – Facebook

木曽馬で「馬搬」復活を 開田高原で2頭が練習中 – 信濃毎日新聞

 

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