歴史・文化 - 日本文化と今をつなぐ。Japaaan

やっぱり好きです! ほおずき市

やっぱり好きです! ほおずき市

ほおずき市の季節になりました。各地の神社やお寺の縁日で開かれていますが、最も有名なのは毎年7月9日と10日に開かれる東京浅草の浅草寺の「ほおずき市」。特に7月10日の参拝は「四万六千日(しまんろくせんにち)」と呼ばれ、この日に参拝すると4万6千日分お参りしたことになると言われて、江戸時代から人が押し寄せるようになりました。この縁日にちなんで、ほおずき市も開かれるようになり、夏の風物詩として定着しています。小さなぼんぼりのようなホオズキは、夏の夜に映えて提灯の明かりのように美しいです。

なぜほおずきなのかというと、かつてホオズキは薬草として珍重されていた植物なんです。根や果実を干して乾燥させ、煎じて飲むと風邪や膀胱炎、冷え性などにも効果があるようです。「ほおずきを水で鵜呑(うの)みにすると、大人は癪(しゃく)を切り、子どもは虫の気を去る」と言われていたのだとか。ただし子宮収縮作用もあるために、堕胎にも使われていました。

しかし現在のほおずきはほとんどが観賞用。薬用としてほおずきを買い求める人はまずいないですが、その代わりほおずき市では最近、食用のほおずきが人気を集めているんです。「フルーツホオズキ」や「ストロベリートマト」などという名前で呼ばれているこの食用ホウズキ。あの真っ赤なほおずきとは違って、実は黄色味がかったオレンジ色。味は甘酸っぱく、独特の香りがあって、とってもおいしいんです。フルーツトマトの一種というかんじでしょうか。ビタミンも豊富で、ビタミンドリンクの原料にもなるほど栄養価が高いんだそうです。脂質を抑えるはたらきもあり、やはり体に良い食べ物なんですね。

今も昔も健康アイテムとして注目されるホオズキ。観賞用と合わせて、食用も楽しんでみませんか?

 

 

RELATED 関連する記事

 
閉じる