シマの思いは日本人女性初の五輪メダリスト人見絹枝につながり……「いだてん」第24話振り返り

しゃかりき

「いだてん」第24話「種まく人」が放送されました。

これまでの「いだてん」振り返り記事はこちら。

関東大震災後、四三たちは災害をどうのりこえていったのか。増野がシマを見つけるために開いてほしいといった復興運動会、結局シマの姿はありませんでした。四三や増野がシマとの別れをどう受け止めるかも24話のテーマのひとつだったと思います。

そんな二人のもとに現れたのが、岡山からやってきた人見絹枝でした。

人見絹枝と金栗四三の接点は

日本のマラソンの先駆者が金栗四三であるなら、人見絹枝は女性陸上の先駆者です。ドラマのように史実でもつながりがあったのでは、思わせますが、実はそのあたりのことがはっきりしません。

人見絹枝は地元の岡山県立岡山高等女学校を出て、二階堂体操塾(現・日本女子体育大学)に入ります。

幼いころから活発でスポーツ万能であった絹枝は、周囲の後押しでスポーツの道に進むことを決めたのです。その反面、彼女は文学を愛し、そちらの道に進みたいとも考えていたようです。そのあたりは師にあたる二階堂トクヨと似た背景を持っていたようですね。

このあと、彼女はアムステルダムオリンピックに日本人女性として初出場し、初のメダル(銀)を獲得することになります。

さて、絹枝は二階堂トクヨから直接指導を受けていますが、金栗四三と関りがあったのか、そのあたりのことがよくわかりません。

3ページ目 架け橋となったのがシマだった

次のページ

この記事の画像一覧

シェアする

モバイルバージョンを終了