日本に眼鏡を伝えたのは、あのフランシスコ・ザビエルさんだった!?

湯本泰隆

最近は老眼や視力の矯正の目的以外にも、ファッションとしても使われている眼鏡。実はこの眼鏡が初めて日本に紹介されたのは1551年のこと。周防 (現在の山口県)の国主・大内義隆に献上されたものだとされています。

大内に眼鏡を献上した人物はあのフランシスコ・ザビエルです。キリスト教の布教以外にもいろいろ功績を残しているんですね。

フランシスコ・ザビエルについてはこちらの記事も併せてお読みください。

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また、ルイス・フロイスの『日本史』という記録には、1574年、織田信長に会いに行ったフランシスコ・カブラルたちが眼鏡をかけている様子を見て、それを見た人々が「外国人には目が4つあり、うち2つは鏡のように輝いていて恐るべきもの」といって驚いていたことが記されています。

一方、室町幕府12代将軍・足利義晴(1511-1550)が所持していたという眼鏡が残っており、一部には、これが現存する日本最古の眼鏡ではないかという説もあります。

3ページ目 あの徳川家康も愛用していたメガネ?

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