新年、明けましておめでとうございます。早速ですが、今年はなにどしでしょうか?
イノシシ(亥)と答えた方、間違いではありませんが、実はそれだけだと不十分です。
正解は「己亥(つちのといorきがい)」と、頭にもう一文字つくのです。
年を表わすのによく使われる、亥を含む十二種類の動物は「十二支(じゅうにし)」と呼ばれます。
そして十二支の頭につける一文字は「十干(じっかん)」と言われ、陰陽五行(いんようごきょう。木、火、土、金、水という自然の五元素と、それぞれの陰と陽を表わす古代チャイナの思想)を表わしています。
この十干と十二支を組み合わせた「十干十二支(じっかんじゅうにし)」を、略して「干支(えと)」と呼ぶようになりました。
ちなみに、何で「じっかんじゅうにし」なのに略して「えと」なのかと言いますと、「え」とは「兄(え)=陽」と「弟(と)=陰」を意味し、漢字表記と直接の関係はありません。
さて、十二支についての話はよく知られているでしょうからここでは割愛して、十干について紹介していきます。