江戸時代、庶民たちに出された町触には、様々なものがありました。その中でも特に重要なものは、高札場に高札を出して提示されていたとのこと。
風紀を正しくし財政再建するためには、倹約令が欠かせませんでした。特に、8代将軍・吉宗による「享保の改革」、松平定信による「寛政の改革」、水野忠邦による「天保の改革」では、お触れの数もかなりのものだったとか。
衣服や髪飾りは質素なものを
例えば、高値の品を売買してはいけないとか、衣服や髪飾りは質素なものを、と細々と書かれていました。それに対して庶民はどうしたかというと、地味な服に見せかけて裏地は派手なものにするなど、あの手この手でオシャレを楽しんでいたようです。
服装だけでなく、町人の持ち家にも注文をつけられたそう。自分が稼いだお金で待望の我が家を建てたのに、贅沢すぎる家だから改修しなさいと言われたというから、大変!しかも、〇月までと期限も決められていたとか。