積極的な江戸時代の女性たち
江戸時代中期までは、肉体派の男性労働者が日本全国から集まったため、江戸は男だらけでした。男性60%女性40%という比率だったので、女はモテモテに。圧倒的に男性の方が多く、結婚できない男性もたくさんいたのです。
そんなわけで、女性は気が強くて元気、そして積極的なタイプが多かったのでしょう。「告白もプロポーズも女性から」が、大半でした。やがて江戸の街が発展し、町人をつけた町人が中心の文化になると、男女比もほぼ同じくらいになりました。
そうはいっても、武家などの上流階級では「一生涯夫に仕え、家を守るのが当然」とされていたので、親の決めた相手とお見合いして結婚、ということが多かったようです。
その点、庶民の恋愛は結構進んでいたとか。親の目を盗んで、恋愛を楽しむ男女も少なくなかったのです。積極的に告白する女性が多かったとのこと。恋愛指南書を参考にラブレターを書いて、それを乳母や奉公人に渡してもらうんですね。
3ページ目 すぐに体で愛情確認、デートのプロセスは省いちゃう?