「べらぼう」平賀源内を探し回る蔦重、満たされない歌麿…11月16日放送回の振り返り

喜多川歌麿(染谷将太)との決別を機に、盟友たちから見捨てられてしまった?蔦重(横浜流星)。

失意の中にやって来た渡世人風の重田貞一(井上芳雄)が担いでいたのは相良凧。かつて獄中で死なず、生き延びた平賀源内(安田顕)が発明した……ということで、蔦屋は源内生存説に沸き立ちます。

いっぽう政権を追われた松平定信(井上祐貴)は同じく大奥を追われた高岳(冨永愛)らと組んで「死を呼ぶ手袋」の謎に迫るため、宿怨を乗り越えて手を組むことになりました。

参考:

【べらぼう】最期は粛清か自ら去ったか?大奥の最高権力者「高岳(冨永愛)」史実で見る実像と結末

NHK大河ドラマ「べらぼう〜蔦重栄華乃夢噺〜」の劇中では田沼意次の盟友として、大奥を取り仕切る高岳(たかおか)。一橋治済や松平定信の台頭を阻止するべく意次をサポートしてきましたが、実際はどんな女性だっ…

そこへ呼び出された蔦重は、果たして宿敵らと手を組み、巨悪へ立ち向かうのでしょうか。

浮世絵の権威となって吉原遊郭で豪遊するも、どこか満たされない歌麿の今後も気になる第44回放送「空飛ぶ源内」今週も気になるトピックを振り返りたいと思います。

経営者としては

心が折れてしまった歌麿と、潔く諦めてしまった蔦重。どちらも関係の修復は難しく、鶴屋さん(風間俊介)や忘八らが説得しても歩み寄る見込みがありません。

しかし歌麿はともかく、蔦重については経営者として、なりふり構わず和解に動くべきではないでしょうか。

歌麿を手放すことは蔦屋の存続にも関わりかねない深刻な問題です。蔦重一人が自分の筋を通すとか、歌麿の考えを尊重するとか言う次元ではありません。

身上半減の折もそうでしたが、もはや蔦屋の経営は、自分一人の問題ではないのです。

実在の蔦重は何とか関係修復に動いたようですが、本作ではどのように決着するのか、見届けて行きましょう。

5ページ目 なぜそこまで平賀源内に執着?

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