【光る君へ】目が見えない三条天皇、民が見えない道長…史実を基に11月10日放送を振り返り

藤原道長(柄本佑)の執拗な譲位要求により、ますます病悩を深める三条天皇(木村達成)。心強い味方であった藤原実資(秋山竜次)との約束を反故にしてしまったことで、愛想を尽かされてしまうのでした。

このまま三条天皇を追い詰めていこうとした道長も、あまりに強引なやり方を実資から批判されてしまいます。

「朝廷の仕事は民の幸せなどという曖昧なものではなく、有事に備えること」

「そもそも左大臣様には、民の顔など見えてはおりますまい」

「志を追い駆ける者が力を持つと、志そのものが変わっていく」

実資の言葉を理解できない、あるいはしたくない道長。最大の理解者である藤原行成(渡辺大知)や源倫子(黒木華)との距離も開きつつありました。

一方まひろ(藤式部。吉高由里子)家では父の藤原為時(岸谷五朗)が越後守の任務から帰京し、娘の藤原賢子(南沙良)が若武者の双寿丸(伊藤健太郎)に振られるなど、賑やかな日々が続きます。

そんな第43回放送「輝きののちに」。今週もNHK大河ドラマ「光る君へ」気になるトピックを振り返っていきましょう!

第43回放送「輝きののちに」関連略年表

長和2年(1013年)まひろ44歳/道長48歳

長和3年(1014年)まひろ45歳/道長49歳

冒頭で藤原妍子(倉沢杏菜)が三条天皇の皇女・禎子内親王(ていし/さだこ)を出産したのに対して、道長はご不満の様子。

皇子(男児)=皇位継承候補でなければ、いくら自分の血を引いてなくても意味はありません。

その後も妍子は皇子を生むことなく終わりますが、禎子内親王は三条天皇系の血統を後世に受け継いでいきました。

5ページ目 藤原頼通の側室問題

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