平安時代と聞くと、多くの方がやんごとなき貴族たちを思い浮かべるのではないでしょうか。
しかし実際には武士が登場しており、平安貴族の代表的存在である藤原道長の下にも、多くの武士たちが仕えていました。
今回は道長に仕えた武士たちの中から特に優れた道長四天王を紹介。果たしてNHK大河ドラマ「光る君へ」には登場するのでしょうか。
※登場順は50音です。優劣があった訳ではありません。
道長四天王・平維衡(たいらの これひら)
生没年不詳
平将門の乱を鎮圧した平貞盛の四男として誕生します。伊勢国に勢力基盤を築いて地位を確率、いわゆる伊勢平氏の祖となりました。
長徳4年(998年)、またいとこの平致頼と合戦を繰り広げて朝廷より咎められてしまいます。
大江匡房『続本朝往生伝』では源満仲・源満正・源頼光・平致頼と「天下之一物(天下の逸物、ここでは名だたる武士の意)」に挙げられるほどだったとか。
なお維衡より五代子孫に、かの有名な平清盛がいます。
【伊勢平氏略系図】
維衡-正度-正衡-正盛-忠盛-清盛