近頃、妖怪といえば「妖怪ウォッチ」が大流行中です。ゲラゲラポー。
本家本元の妖怪はもっとおどろおどろしくて、子どもの人気者とはちょっと一線を画したビジュアルですが、浮世絵にも多数描かれており、怖がられつつも愛されてきました。
昔ながらの由緒正しき妖怪たちを紹介して、まとめているのは妖怪うぃき的妖怪図鑑。
日本古来のよく知られた妖怪からマニアックな妖怪までが勢揃い。「図鑑」と冠しているので登録された妖怪すべてに画像が掲載されています。子ども向けじゃないので可愛くはありませんが、どの妖怪たちもなんとも魅力的。
膨大な数の妖怪たちは五十音順、都道府県別、画集別妖怪画像一覧、浮世絵師、絵師名、妖怪の種類で検索することができます。
画集別での画像一覧はまさに図鑑!妖怪の個別ページでは妖怪についてのわかりやすい説明のおかげで、妖怪に親しみを感じてしまいます。
『うぃき的現代妖怪絵巻』は流行の子ども向け妖怪に通ずるところもありそうな、可愛げがあってユーモラスな創作妖怪たちが登場します。
現在伝わっている古典妖怪たちも、元は中国の言い伝えや伝説が発祥だったり、市井の人々の想像の産物だったり、登場当時は新作妖怪だったこともあったわけです。現代の創作妖怪たちもどんどん形を変えて語り継がれていくかもしれません。
妖怪が気になるのも、それもこれもあれも、間違いなく妖怪のしわざですね。