愛娘の大姫(演:南沙良)を喪っても入内工作への執念を燃やし、猜疑心から修善寺の源範頼(演:迫田孝也)を暗殺した源頼朝(演:大泉洋)。
自分の天命が尽きかけていることに焦り、誰も信じられない狂気に苛まれていくのでした。
NHK大河ドラマ「鎌倉殿の13人」、第25回放送のサブタイトルは「天が望んだ男」。いよいよ物語の折り返しとなる頼朝の死が迫っていることを感じさせますね。
さて、頼朝の死について有名なのが、落馬したこと(直接・間接的な原因)で亡くなったとする説。
しかし鎌倉幕府の公式記録である『吾妻鏡』には、頼朝が亡くなる直前直後について記録がありません(落馬については十数年後に振返る形で言及)。そのことが多くの説を生み出したのですが、実際はどうだったのでしょうか。
そこで今回は鎌倉時代の歴史書『鎌倉北条九代記』より、頼朝が亡くなる前後を紹介。大河ドラマとの違いを楽しむ参考になればと思います。