知ってますか?「糸コンニャク」と「白滝」の違い。その由来と江戸時代に起きたコンニャク革命とは

「糸コンニャク」と「白滝」の違いは?

寒くなると鍋料理が恋しいですね。そして鍋や煮物に欠かせない具材が、糸コンニャクや白滝です。

ところでこの糸コンニャクと白滝、何が違うのかをきちんと知っている人はどれくらいいるのでしょうか?

私などは子供の頃、「糸コンニャクを買ってきて」と親からおつかいを頼まれたものの、いざ近所のスーパーに行ってみたら白滝しか売っておらず、困ったことが記憶があります。糸コンニャクと白滝ってそっくりだけど、どっちを買っていってもいいんだろうか……? と。

結論を言えば、糸コンニャクと白滝はまったく同じものです。違うのは名前だけです。

ではなぜ、同じものなのに名前が違うのでしょうか。その理由を探っていくと、材料である「コンニャク」そのものの歴史が見えてきました。今回はそんな食材の歴史の話をしたいと思います。

4ページ目 江戸時代の「コンニャク革命」

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