お江戸の有名発明家・平賀源内(ひらがげんない)。一般的にはエレキテルの発明で広く知られ、教科書にも載っている源内ですが、彼の才能はそれのみにとどまらず、作家や画家としてもマルチな才能を発揮していました。
彼の書いた戯作の中には、おならについて語りまくった「放屁論」など、多くの名作・迷作が今の世まで伝わっています。そんな源内が詠んだ狂歌の中に、現代の私たちでも思わずぷっと吹き出してしまうような面白い狂歌を発見しました!
源内が狂歌?
発明家の平賀源内が狂歌だなんて、意外だと感じる読者の方もいらっしゃるかもしれません。ですがそもそも狂歌とは、上流階級の人や風流人が花鳥風月を詠み込んだ短歌を、もじってアレンジしたり皮肉ったりして、品格などを気にせず庶民が自由に楽しんだもの。
なので発明家の平賀源内が狂歌を詠んだとしても、意外でもなんでもないのです。