江戸時代、庶民はどんなもので手や身体を洗っていたの?先人たちの知恵「ぬか袋」を紹介

外から帰ったらうがいと手洗い……してますか?

健康的な衛生環境を維持するために欠かせない石鹸ですが、日本に石鹸がもたらされたのは16世紀の後半、南蛮人より伝えられたと考えられます。

確かな文献では、石田三成が博多の商人・神谷宗湛(かみや そうたん)に送ったシャボンの礼状(慶長元1596年付)が最も古いそうです。

恐らく織田信長や豊臣秀吉など、高貴な身分の人々は石鹸のアワアワを楽しんだものと考えられますが、一般庶民が広く石鹸を使えるようになるのは、明治時代に入ってから。

それでは江戸時代より昔の人は、石鹸の代わりに何を使って手や身体を洗っていたのでしょうか。

2ページ目 平安時代から親しまれた「ぬか袋」とは

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