武士も人間関係に一苦労?武士道のバイブル「葉隠」に書かれた他人の欠点改善ノウハウを紹介

「我が気に入らぬ言ほど、我が為になるものなり」
鍋島直茂(肥前の戦国大名・後の鍋島藩祖)

他人から欠点を指摘されるのはなかなか耳が痛いものですが、わざわざ言ってくれるのは親切心ゆえのこと、ありがたく受け入れたいものです。

しかし、中には「いくら正論だからって、言い方ってもんがあるだろう」と言いたくなる手合いがいるのもまた事実。

自分の正しさを大上段から振りかざし、ここぞとばかりに相手を糾弾するのは、形を変えたハラスメント以外の何物でもありません

本当に相手のためを思うなら、自分の正しさに驕ることなく、相手が受け入れやすいアプローチを心がけるもの。

かつて武士たちもそのような人間関係に心を砕いていたようで、今回は武士道のバイブルとして名高い『葉隠(葉隠聞書)』より、他人の欠点を指摘するノウハウについて紹介したいと思います(以下、原文は割愛します)。

3ページ目 他人の欠点を指摘する時に大切なこと

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