日本酒を飲むとき、どんな酒器で呑みますか?
私はぐい呑みで飲むことが多いのですが、ちょっと待った…。「ぐい呑み」と「お猪口」ってそもそも違いはどこにあるのでしょうか?いや、もしかして同じものを意味していて言い方が違うだけ?
そこで「ぐい呑み」と「お猪口」の違いを調べてみました。先に述べておくと、「ぐい呑み」と「お猪口」は別物です。
お猪口
言葉の由来は「ちょく(猪口)」という言葉からきていて、ちょっとしたものを表す「ちょく」や安直の直と関連すると考えられています。
お猪口の大きさはぐい呑みに比べて小振りで、徳利とセットでついてくるようなサイズのものがお猪口と言われています。
素材は陶磁器製のものと言われていますが、酒器はガラス製や木製のものも増えていますので、現在に至っては陶磁器製に限るというものではないでしょう。
ぐい呑み
ぐい呑みの言葉の由来は「ぐいっと呑む」「ぐいっと掴んで呑む」といったような所から来ているとされていますが、定かではありません。
サイズはお猪口よりも大きく、言葉の由来とされている「ぐいっと呑む」という言葉から想像できるようにぐいぐい呑みすすめるような大きさのものを指します。素材は特に限定されていません。
左: お猪口 / 右: ぐい呑み
要するに大きな違いは「サイズにあり」ということになります。
大きさといってもxxxcm以上のものがぐい呑み…といったはっきりとした区別はないので、小振りなのがお猪口、ぐいぐい呑むような杯がぐい呑みという程度におさえておくといいですね。
それでは、今日もみんなで楽しい日本酒ライフを!