日清「フラワー」で、バッキバキのうどんを打ってみた~後篇・麺切りから実食まで

独虚坊

薄力粉である日清「フラワー」でバッキバキのうどんを打つ試み、足踏みの中篇に続き、いよいよフィニッシュです。

いよいよ延しに入るわけですが、生地が上手く仕上がってたら、延しにはおそらく、相当の体力が要求されるはずです。ちょっと手で押しただけでは、全然生地が伸びてくれない。それくらいになっててこそ、成功。以前はあまり使わなかった麺棒も、今回はもちろん駆使します。テーブルや、あるいは家全体が揺れそうな勢いで、全体重をかけて生地を延していきましょう。

もちろん、麺棒に生地を巻く技だって、使います。巻いた中心から外側へ向かって、根性の力を加えながら、くるっくるっと。向きを変え、くるっくるっと。表裏を変え、くるっくるっと。厚さは、3~4mmまでいったら、よしとしましょう。あんまり分厚いままだと、塩分の茹で残りが怖いです。しんどいですが、気合で何とか延してください。

で、延したら、麺切り。本来は最も精神力が要求されるプロセスですが、これがね、変に気持ち良いんですよ。塩分過剰ゆえの弾力性と、粉本来の薄力感が、妙な切り心地の良さを生んでます。「プニュ」と「サクッ」の間くらいの感じ。どんな感じだという話ですが。切り幅は、生地の厚さと同じくらいで。

切ったら、茹でます。もちろん、鍋は一番大きいもので。お湯はいっぱいで。うどんに茹で加減が現れるのが、きっと視認できるでしょう。周囲からどんどん透き通っていくという。でも、茹で時間はあくまで試食で決めてください。塩の残り加減にも、要注意。麺を取ってすぐ食べるのではなく、水でよく洗ってから食べましょう。

茹で上がり、塩気も吐き出したら、茹で終了。ザルにあげ、流水で洗います。表面のぬめりと共に付着した塩分を、しっかりと洗い流してください。

で、氷水の中へしばし放置して締め、出来上がった、フラワーうどん。
なんとも「らしい」面構えをしています。これはいかにも、バッキバキそうです。
では、いかにバッキバキかを示す写真を列挙したいところですが、食うのに気が行って、撮るのを忘れました・・・。

すぐにネギ載せて醤油かけ、ガバーっと食ったので、バッキバキ写真を撮るのを忘れました・・・。
実際にバッキバキ、讃岐に負けない強コシうどんになってたかといえば、正直、そんなことはありません。しかし、普通のうどんよりは明らかに強コシだったのではないかと。もちろん、麺がプチプチと切れるようなこともなし。あと、やっぱり粉そのものの味が、良好です。さすが幅広く愛され続ける粉、フラワー。そのポテンシャルを、改めて思い知らされたところでしょうか。

というわけで、フラワーをつかったうどん打ちでございました。
次は、何を打ちましょう。何で打ちましょう。
フラワーの横においてあったお菓子用小麦粉でも試してみましょうか。

日清「フラワー」で、バッキバキのうどんを打ってみた~前篇・イントロダクション
日清「フラワー」で、バッキバキのうどんを打ってみた~中篇・水回しから足踏みまで

【激安小麦粉】ドンキの小麦粉でうどん打ったった – 其の1:イントロダクション
【激安小麦粉】ドンキの小麦粉でうどん打ったった – 其の2:必要なものリスト
【激安小麦粉】ドンキの小麦粉でうどん打ったった – 其の3:塩水作り~水回し
【激安小麦粉】ドンキの小麦粉でうどん打ったった – 其の4:寝かせ~手捏ね
【激安小麦粉】ドンキの小麦粉でうどん打ったった – 其の5:延し
【激安小麦粉】ドンキの小麦粉でうどん打ったった – 其の6:麺切り
【激安小麦粉】ドンキの小麦粉でうどん打ったった – 其の7:茹で~締め
【激安小麦粉】ドンキの小麦粉でうどん打ったった – 其の8:盛付~実食

ドンキの激安小麦粉で「八二蕎麦」打ったった~前篇
ドンキの激安小麦粉で「八二蕎麦」打ったった~後篇

ドンキの激安小麦粉で中華そば打ったった~前篇:イントロから水回しまで
ドンキの激安小麦粉で中華そば打ったった~中篇:延しから茹でまで
ドンキの激安小麦粉で中華そば打ったった~後篇:仕上げと実食

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