日本ではお寺よりも神社の数のほうが多く、全国でおよそ8万8000社以上、大きな神社のなかにあるものや、地域で祀られている小さな祠の数を含めると、20万から30万もあるともいわれています。
その数は日本中のコンビニエンスストアの総数55483店(2018年現在)を大きく凌ぎます。
(全国の神さまの分布についてはこちらのサービスが面白いです)
天照、八幡、稲荷…日本全国の”神さまの分布”を見える化した「神さまマップ」をホトカミが公開
みんなでつくる神社お寺の投稿サイト「ホトカミ」。日本最大級の神社・お寺情報のカバー率を誇るデータベースをもとに日々、ユーザーから情報がアップされていますが、ホトカミがこのほど面白いデータを公開しました…
なかでも、筆者が住んでいる新潟県の神社の数は4753社(2018年現在)といわれ、2番目の3836社(兵庫県)と3番目の3322社(福岡県)と数を大きく上回ります。なぜ、新潟県は神社の数がこんなに多いのか。その理由についていくつか紹介していきたいと思います。
理由その① 合祀(ごうし)政策が進まなかった
明治政府は、全国各地の増えすぎた神社の数を減らすために、明治の後半から合祀政策を進めます。その結果、1914年までに約20万あった神社のうち、7万社が取り壊されました。
新潟県でも例外なくこの政策が進めらるのですが、県が神社の統廃合に消極的だったことから、それがなかなか進みませんでした。その結果、県内の神社の多くがそのままの形で残され、現在に至りました。
2ページ目 人口が日本でも最も多かったため?そして地理的要素