昨年12月に高須クリニックの高須院長が落札したことでも話題になった、戦後、昭和天皇が戦争に関する出来事を側近に語った回想録「昭和天皇独白録」が、宮内庁のホームページで公開されることになりました。
高須院長が、オークション出品された昭和天皇の回想録「昭和天皇独白録」を3000万円超で落札
戦後、昭和天皇が戦争に関する出来事を側近に語った回想録「昭和天皇独白録」。側近であった寺崎英成氏が記録したこの回想録の原本が、アメリカのオークションに出品されましたが、7日、高須クリニックの高須院長が…
マッカーサー最高司令官との会談の通訳も務めた寺崎英成により作成された「昭和天皇独白録」は、寺崎氏の家族が米国に移った際に自宅に保管していたもので、「日本に返されるべき記録」としてオークションに出品。そのオークションで高須院長が3000万円余りで落札しました。
落札した高須院長は、今年2月に宮内庁に「昭和天皇独白録」の寄贈を申し出ており、宮内庁が検討した結果、宮内公文書館で寄贈を受け入れることになりました。そして近く、宮内庁のホームページで全文の画像が公開することが決定しました。
高須院長はオークションの際に『「昭和天皇独白録」は皇室にお返しする』との意向を示していましたが、その希望が叶ったかたちとなりました。
昨年12月に高須院長が3,000万円余で落札
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今年2月に宮内庁に寄贈の申し出
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宮内庁が寄贈を受け入れ
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ホームページで全文公開へ
「昭和天皇独白録」の原本を巡って、半年余りでこのような動きがあったのですね。宮内庁はこの原本を貴重な資料と評価しており、その内容がネット上にオープンになることはとても意味のあることに感じられます。
ホームページでの公開時期はまだ明らかになっていませんが、続報があり次第お伝えしていきます。
参考:NHKニュース