西郷どんとともに英断を下した徳川慶勝は元祖カメラ小僧だった[前編]

小山 桜子

日本最古の自撮り写真はあの名君

日本で初めて自画像撮影に成功したのは薩摩藩の名君、島津斉彬(しまづ なりあきら)です。彼は安政4(1857)年にダゲレオタイプという方法で撮影に成功しました。ダゲレオタイプでの撮影はは10〜20分もじっとしていなければならず、かなり大変だった模様。

こちらが島津斉彬の日本最古のセルフ・ポートレートです。

その後、コロジオン湿板写真法という5〜15秒で撮影できる方法が発明されると爆発的に世界に広まり、幕末の日本にもその技術は流入しました。ちなみに、当時の湿板カメラはこんなに大きなカメラでした。

当時の湿板カメラ Wikipediaより

3ページ目 日本の元祖カメラ小僧はお殿様・徳川慶勝

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