東京にも本格的なスノーシーズン到来!東京がお江戸と呼ばれていた時代には、雪が降ったらどうしていたのでしょうか?ちょいと覗いてみましょう。
雪だるまつくろう
江戸時代の雪だるまといえば、達磨大師の形をしたものがメジャーでした。この絵の雪だるまもちゃんとした達磨の形ですが、それよりも変な表情に目が行きます。
子供たちは他にも雪だるまを作ろうとしている様子。かじかむ手をハーハー吐息で温めながら、自分と同じくらいの大きさの雪玉を交代で転がしています。おっ母さんの背中に負われた赤ちゃんも、手を伸ばして触りたさそう。
さて、そんな子供たちとおっ母さんの足元をよく見て下さい。これは足駄(もしくは高下駄)と言って、雪に埋まらないようにいつもより高い下駄を履いているんです。ただでさえ二枚歯の下駄はバランスが取りにくいのに、江戸時代の人は雪の上で更に高い下駄を平気で履いていたなんて、超人としか思えません。