今年9月から滋賀県の琵琶湖ホテルで提供がスタートした、百人一首の世界をカクテルで表現した「百人一首カクテル」。
百人一首の世界観を表現した「百人一首カクテル」がステキ
百人一首から三首の歌をカクテルで表現した第1弾は、12月31日まで提供されますが、2018年から第2弾が提供されることになりました。第2弾は、淡い恋心を表現した歌や、桜や紅葉等の四季をイメージした4首の歌をカクテルで表現します。
からくれなゐ
「ちはやぶる 神代もきかず 竜田川 からくれなゐに 水くくるとは」【歌番号17 在原業平朝臣】
竜田川を赤く染める紅葉の勢いや隠された恋心を色鮮やかなフルーツの飾りで表現。、林檎や柑橘類のピール、葡萄のジュレ、ザクロなどで紅葉の様子、着物の絞り染めを表しているそう。¥1,600
山桜
「もろともに あはれと思へ 山桜 花よりほかに 知る人もなし」【歌番号66 前大僧正行尊】
修験道の修行のために山に籠もる僧が見た美しい山桜をイメージ。桜の華やかな香りが感じられるクラフトジンと桜のリキュール、グレープフルーツをシェイクしたカクテルで、自らの孤独を分かち合い、また一緒に愛おしいと思ってほしいという山桜への想いを表現しています。¥1,600
しのぶ恋・ひそかな恋
「しのぶれど 色に出でにけり わが恋は 物や思ふと 人の問ふまで」【歌番号40 平兼盛】
「恋すてふ わが名はまだき 立ちにけり 人知れずこそ 思ひ初めしか」【歌番号41 壬生忠見】
心に秘めたひそかな恋心を詠んだ2首の歌から、アルコールとノンアルコールの2種類の食べるカクテル。2種類どちらも上から桃色の泡で包むことで「隠しきれない恋心」を表現しているとのこと。各¥1,400
どのカクテルもさまざまなフルーツ類をリッチに使用したものになっていますね。鮮やかな見た目も素敵。今回はノンアルコールが用意されているのが、お酒が苦手な人には嬉しいポイント。一般的に百人一首に触れる機会といえば、かるたで遊ぶときくらいかもしれませんが、百人一首カクテルのようにまた違ったかたちで触れるというのも面白いものですね。
「百人一首カクテル」第2弾は、 2018年1月4日(木)~3月31日(土)の期間、琵琶湖ホテル2階「バー ベルラーゴ」にて提供されます。