大相撲の力士の印象は?と聞かれたら、「大きくて太っている」と答える方が多いのではないでしょうか?その一方で、比較的細身で筋肉質な力士たちも大活躍し、人気を集めてきました。力士の体型には、「アンコ型」「ソップ型」と呼ばれる2種類があるのです。
日常生活ではあまり見聞きすることのないこの2つの言葉は、どのような由来で使われるようになったのでしょうか?
太ってお腹の出た「アンコ型」
「アンコ型」とは、丸々と太ってお腹が出た体型の力士を指します。「憎らしいほど強い」とまで言われた元横綱・北の湖、現在タレントとして活躍する元大関・小錦、「スイーツ親方」と呼ばれる元横綱・大乃国などが、このタイプの代表的な力士です。
アンコ型という名前の由来は、あんぱんなどに入っている「あんこ」ではなく、魚の「アンコウ」から。
お腹がふくれてぷよぷよした手触りのアンコウが、太った体型の力士に似ていることから、このように呼ばれるようになりました。