日本を代表する小説家・司馬遼太郎。代表作は数多くありますが、中でも「龍馬がゆく」「坂の上の雲」はテレビドラマ化もされとりわけ人気の高い作品です。
そんな2作品の自筆原稿が初めて発見されたと、司馬遼太郎記念館が発表しました。人気の2作品の自筆原稿がこれまで見つかっていなかったこと自体に驚きですが、記念館によると、竜馬がゆくの全自筆原稿は約50年前の新聞製作事情のなかで消失したものと思われていたそう。
今回発見された原稿は、竜馬がゆくの最終回を含む23枚と、坂の上の雲の24枚。坂の上の雲は新聞連載用の自筆題字も同時に発見されました。計47枚の自筆原稿は東京の古書店で発見されたそうです。共に作品の重要な場面が含まれており、執筆の過程を知る貴重な資料とのこと。
見つかったのは司馬が昭和37年以降に新聞に連載した「竜馬がゆく」の最終回を含む5回分と、「坂の上の雲」の初回を含む6回分の直筆原稿合わせて47枚です。
NHKニュースより
古書店でこういった貴重な資料が発見されたケースは2016年にもありました。それはJapaaanでもお伝えしましたが、大河ドラマ「真田丸」の主人公・真田信繁(真田幸村)が記した書状の原本が100年ぶりに発見されたというものです。
まさかの普通に書店で購入!真田信繁の書状原本が約100年の時を経て発見される
先日、作者不明の6枚の絵画が葛飾北斎の作品だったという新発見をお伝えしましたが、[insert_post id=44593]今週もまたまた素敵なニュースが飛び込んでまいりました。NHK…
こういったニュースのように古書店で貴重な資料が発見されることはニュースとして取り上げられないものを含めると相当な数があるのかもしれませんね。今回発見された司馬遼太郎の自筆原稿は、2017年7月1日(土)~8月31日(木)の期間、司馬遼太郎記念館で特別展示されます。
司馬遼太郎記念館プレスリリース
昨年にあった、こういった新発見や発掘、解明ものは以下ページでまとめていますので併せてチェックしてみてください。