ネクタイの柄に日本の伝統文様を取り入れたアイテムというものは世の中に数多くあれど、日本の歴史を柄に取り入れたネクタイというのはなかなかないでしょう。
今回紹介するのは「日本の『歴史浪漫』」というネクタイコレクションで、計12本のネクタイすべて日本の歴史にちなんだデザインなんです。
同コレクションは手続きをすると毎月1本ネクタイが届けられる形式になっており、ネクタイの柄は「縄文・弥生時代」「奈良時代」「安土桃山時代」などのタイトルがつけられ、その時代にちなんだ意匠になっているんです。
それではデザインの方を見てみましょう。
第1回 序章
年表をストライプにした意欲作。ライン上には各年代の名称、地の部分には印象的な事件や出来事を文字で入れています。
第2回 縄文・弥生時代
縄文・弥生式土器、稲作文化の伝来、そして大陸から贈られたとされる金印など、未だ解明されていない古代史の象徴的なモチーフをバランスよく総柄に
第3回 飛鳥時代
聖徳太子を中心に制定された冠位十二階の色をヒントに、斬新な色使いのストライプ柄を表現。
第4回 奈良時代
正倉院に収められた螺鈿紫檀五絃琵琶や漆胡瓶といった宝物、日本で初めて作られた通貨「和同開珎」、有名な「奈良の大仏」などをふんだんに。
第5回 平安時代
この時代を象徴する新しい文化である「仮名文字」をテーマに、かるたの札と霞の紋様で雅やかな雰囲気を演出。
第6回 鎌倉時代
当時の武器の主流である薙刀や刀、弓矢で格子柄を作り、那須与一の逸話から、勇ましい馬と優雅な扇をモチーフに。
第7回 特別編 戦国の世、武将兜
応仁の乱から秀吉による天下統一まで、戦場を駆け抜けた名将たちの兜を一堂に。
第8回 安土桃山時代
南蛮貿易により伝来したキリスト教や鉄砲、ワイン、カステラ、トマト、上流武士に愛された茶道具、茶釜を色糸で表現。
第9回 江戸時代 前期
参勤交代による大名行列をストライプで表した斬新な一本。
第10回 江戸時代 中期
「火事と喧嘩は江戸の華」という言葉そのままに、あえて柄を散らせて活気ある雰囲気を演出。
第11回 江戸時代 後期
4隻の黒船が来航し、日本が世界に向かって扉を開いた瞬間を、当時のいびつな世界地図を思わせる大胆なパネル柄で表現。
第12回 明治時代
洋装の人々、街と街を繋ぐ列車、瀟洒な洋風の建物、夜を彩るガス燈など、文明開化で変貌する銀座の街並みをボーダー柄に。
12本のネクタイの中には一見すると普通のネクタイのようだけどよく見ると日本史にちなんだデザインになっているものが多く、このさりげなさは使い勝手からみてもとってもナイスですね。
「日本の『歴史浪漫』」は毎回13,608円(税込/配送料込)。12ヵ月/回数:全12回のお届けとのこと。