渋谷で「なんでタバコと塩なの?」とツッコんだ人は数知れず。。。
その名称のユニークさから一度覗いてみようと思った人は多いと思いますが、東京都渋谷区の「たばこと塩の博物館」が2013年9月2日に閉館することとなりました。
たばこと塩の博物館はその名の通りたばこと塩に関する専門博物館。なんでタバコと塩を組み合わせたかというと…。
たばこ・塩は、人類の歴史と文化に深くかかわり、産業史の上でも大きな意味を持っています。そこで、当博物館は、単にたばこと塩そのものについてだけではなく、それらを取り巻くさまざまな時代や地域の歴史と文化を追求する、総合的な博物館として、1978年11月3日に開館しました。
とのこと。
今となっては喫煙家はめっきり数が少なくなりましたが、江戸時代からたばこは日本人の生活に深く根付いていた嗜好品ですよね。塩ももちろん日本人にとって欠かせないもの。そんな「人の生活に根付いたもの」という所から「たばこと塩」という組み合わせは生まれたのでしょう。
※追記:1978年の開館当時、たばこと塩は日本専売公社によって売られていた為にこの組み合わせなんだそうですね。
この博物館では塩とたばこに関する展示のみならず、他にも日本文化に関する様々な展示会が行われていました。江戸時代の文化に関する展示も数多く行われていたので個人的に思い入れのある博物館です。
そんな「たばこと塩の博物館」が閉館…ではありますが、2015年春頃に東京都墨田区にリニューアルオープンすることが決定しています。
休館および移転・リニューアルに関するお知らせ
場所は変わりますが「たばこと塩の博物館」という名称は変わらず続いて欲しいですね。
なお、2013年9月2日の閉館前に「渋谷公園通り たばこと塩の博物館物語」(仮称)という記念展示も行われます。期間は2013年7月27日(土)〜9月1日(日)。