江戸時代の頃は、結婚はどんなスタイルが多かったのでしょうか?恋愛と同じように、身分が下の庶民ほど、結婚も自由だったようです。
身分によっても違う結婚スタイル
まず、結婚には3つのスタイルがありました。一つめは、通い婚です。男性が女性の家に通うという「通い婚」は、一部の農村で残っていたスタイルで、結婚しても、それぞれの家から解放されません。じゃ、何のために結婚するの?と思ってしまいますが、一緒になるにはその方法しかなかったのです。
二つめは、嫁入り婚です。女性が男性の家に入るスタイルで、江戸時代に一般的になったスタイルです。つまり、最初から男性の両親と同居するということ。
三つめは、独立婚です。どちらの家にも入ることなく、2人で独立します。これが、今の私たちにとっては一般的な結婚のスタイルですね。長屋の住人など、身軽に動ける人ならではの習慣だったようです。