実現してほしいですね!これは!
静岡県にある久能山東照宮。徳川家康公を東照大神として祀る全国の東照宮の中でも最初に創建された神社です。平成22年には国宝に指定されています。
久能山東照宮には徳川家の歴代将軍の甲冑がなんと63領(領[りょう]は甲冑を数える際の単位)も保存されているのですが、長い年月を経ているため経年劣化し修復もされていないのだそう。
甲冑の修復にはおよそ1,000万円もかかるそうで、63領もの甲冑の修復となると困難であることは明らか。そこで久能山東照宮では、クラウドファンディングを通して修復費用の支援を募るプロジェクトをスタートしました。
プロジェクトの目標がこれまた夢があって素晴らしいのです。それは、徳川家の全15代将軍の甲冑そろい踏みを実現すること。15代すべての将軍の甲冑が並ぶ光景を想像しただけでワクワクしてしまう、素敵なプロジェクト。
このプロジェクトの第1弾として現在、クラウドファンディング BOOSTERで徳川家康の甲冑「白檀塗(びゃくだんぬり)具足」の修復費の支援を募っています。
白檀塗具足は、久能山東照宮が保管しているすでに修復を終えた「金陀美具足」の召し替え用として作られたとされており、金箔の上には透明の漆が塗られたとても豪華な仕上げがなされています。久能山東照宮にある家康の甲冑は3領あり、白檀塗具足だけがまだ修復が済んでいません。
甲冑の修復を行う甲冑師の数も年々減り続けているそうで、全15代将軍の甲冑そろい踏みを実現するには金銭的なこと以外にも様々な問題をクリアしなければなりません。次の世代に歴史をつなぐ、伝統をつなぐ、芸術をつなぐため、ぜひプロジェクト成功してほしいですね。
第一弾 徳川家康公よろい甲冑修復プロジェクトはBOOSTERで支援を募集中です。