里芋、おいしいですよね~。
ねっとりとした食感はたまらない!
採れたての新しい里芋も出回る季節ですから、里芋について色々と調べてみました。
稲作が伝わるよりも早く日本にやってきていた!
日本で古くから栽培されているものといえば米ですが、里芋は実は米よりも早く伝わってきているんです。
稲作が始まったのは縄文時代後期の頃と言われていますから、里芋の栽培はそれよりも以前から行われていると考えられています。
そのためか、1950年頃までは野菜の生産量ベスト3に入るほどの人気野菜だったんです!
現在「芋」というとジャガイモやサツマイモの方が主流かもしれませんが、江戸時代頃までは「芋」といえば里芋のことでした。
古くから栽培され続けている里芋は人気の野菜だったんです。
ぬるぬるの正体は食物繊維
里芋といえばそのぬるぬるが特徴の芋です。
これがあるから、あの独特のねっとりとした食感になるんですよね。
そのぬるぬるの正体が実は食物繊維だって知っていましたか?
食物繊維といえばお腹の調子を整えてくれるなど、とっても役立つ成分です。
でも、里芋の皮をむいてしまうとぬるぬるがどんどん出て行ってしまいます。これはちょっともったいない!
実はぬるぬるがでていかないように皮をむく方法があるんです。
それは、表面の茶色い部分だけをこそげ取るという方法。
こうすればぬるぬるが出ずに食物繊維を余すことなく取り入れられるというわけ。
包丁でこそげ落とすこともできますが、それが難しいという時には、アクリルたわしや丸めたアルミ箔でこすることでもきれいに処理ができます。
せっかく旬の里芋が出回る季節ですから、そのおいしさや栄養を存分に味わうためにも、皮のむき方にも一工夫してみましょう。