いつの時代においても人は災害に悩まされてきました。
江戸時代、江戸の町は「火事と喧嘩は江戸の花」という言葉が残るほど火事が頻繁に発生していました。江戸時代、火事以外にも地震や飢餓、流行病など様々な災害が発生していました。
そういった江戸時代の災害を記録した文書や図面にした資料をまとめたサイト「天下大変 資料に見る江戸時代の災害」が公開されました。
国立公文書館が公開した天下大変では災害を「地震と噴火」「風水害」「火災」「飢餓」「流行病」のジャンルに分け、それぞれの災害を記録した資料を公開しています。
公開された資料はもちろん当時記録されたものなのでくずし字を読めないと理解が難しいのですが、資料の中には図面や挿絵などが掲載されたものもありますので、それらの絵から災害の規模なども想像することができます。
各資料に関する解説も掲載されているのでくずし字が読めない人でも十分ためになるサイトに仕上がっていると思います。
最近では重要資料のデジタル公開というのは一般的になってきていますが、こういった形でシンプルにインデックス化され万人に優しいサイト作りで公開してくれるのは嬉しい限りですね。