大きい石に虎の足と尻尾が生えた謎の生き物がいますね。これは歌川芳員が描いた「東海道五十三次之内 大磯 をだわらへ四り」に出てくる「虎子石」というキャラクターだそうです。太田記念美術館の学芸員が見出し、公式ツイッターアカウントのアイコンにも起用しました。今回、この「虎子石」のシュールな魅力がじわじわ広まり、ついにステッカーが販売されました!
「虎子石」は、曾我兄弟の仇討ちを描いた「曽我物語」に出てくる曽我十郎の恋人「大磯の虎」にゆかりのある石の名前。本当は今も大磯の延台寺に祀られているただの石なのですが、芳員の手にかかり、ゆるキャラが登場していたのだそう。
価格は200円。歌川広重の「名所江戸百景 浅草田甫酉の町詣」に出てくる猫もステッカーになりました。どちらも太田記念美術館の受付でのみの販売となります。この機会に、スマートフォンやPCにゆるキャラステッカーを貼ってみては!?
浮世絵 太田記念美術館 公式twitter