「べらぼう」瀬川が登場!写楽=斎藤十郎兵衛説 採用、蔦重が遺したもの…最終回の内容を解説

一年間、実にあっという間でしたね。蔦重(横浜流星)が九郎助稲荷(綾瀬はるか)のお社を担いで炎の中を駆け抜けたのが、つい先日のようです。

泣いても笑っても、とうとう最終回「蔦重栄華乃夢噺(つたじゅうえいがのゆめばなし)」、果たしてどんなオチがつくのでしょうか……今週も気になるトピックを振り返ってまいります!

源内が天誅!一橋治済のあっけない最期

今回は阿波国へと護送される一橋治済(生田斗真)が、封印された長櫃の中で暴れる場面から幕を開けました。

用を足したい、手を縛られてはままならない……両手が自由になった治済は、護送の役人から刀を奪い、まんまと逃走します。

前回「このままで済むはずはない……」と思っていましたが、最終回でここから「傀儡ども」への復讐を果たすのかと思いきや、雷に打たれてあっさり死んでしまいました。

遺体の傍らには、亡き平賀源内(安田顕)と思しき姿が。以前雷獣に化けたとされる伏線が回収されたようです。

かくして巨悪は文字通り天誅を受け、源内に視聴者の喝采が贈られたことでしょう。

【べらぼう】平賀源内(安田顕)の化身?鳥山石燕(片岡鶴太郎)が最期に視た「雷獣」とはどんな妖怪か

NHK大河ドラマ「べらぼう〜蔦重栄華乃夢噺〜」皆さんも楽しんでいますか?さて、第35回放送「間違凧文武二道(まちがいだこ ぶんぶのふたみち)」では、喜多川歌麿(染谷将太)の師匠であった鳥山石燕…

斎藤十郎兵衛「も」写楽に

いっぽう一橋治済の替え玉として江戸城内で暮らす斎藤十郎兵衛(生田斗真)は、東洲斎写楽の絵を楽しみ、自分でも描いていました。

蔦重は東洲斎写楽の画号を見ながら、ふと思いつきます。東洲斎とは、斎藤十(郎兵衛)の暗号ではないかと。

そこでみんなに「斎藤十郎兵衛も、写楽に仲間入りさせてはどうか」と提案しました。定説である東洲斎写楽=斎藤十郎兵衛説を、ここで採り入れたのですね。

みんなの快諾によって斎藤十郎兵衛の作品も世に送り出したものの、コピペの全身絵はあまり受けなかったようで、写楽は10ヶ月で姿を消したのでした。

2ページ目 わだかまりが解けた歌麿

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