カレンダーを見てみると、大安・先勝・仏滅などの記載があるものがあります。結婚式は大安が良いとか、そんなふうに言われたりもしますよね。
でもこれ、一体なんなんでしょうか?
六曜は手軽な占い
この大安や仏滅というのは「六曜」といいます。
「六曜」というのは歴注というカレンダーに記載される日時や方位についての吉凶の一種で、日本では最も有名なものです。
今でもこの「六曜」で日取りを決めるという人は多くいます。
例えば結婚式は大安に行う、といったようなことは現在でもよく行われていて、大安の休日は予約が取りづらかったりしますし、仏滅の日程は料金が割安になっていたりします。
こんなふうに影響のある「六曜」ですが、現在と同じ形式になったのは19世紀初頭と言われています。
そして幕末頃から暦に記載されるようになったんだそうです。
暦には他にも色々な吉凶が記載されているものがあったそうですが、「六曜」以外のものは明治期に禁止されてしまったんだそうです。
そのため、吉凶つきの暦が制限されてしまい、逆に今のように有名になっていったのです。
なぜ大安は良いのか?
「六曜」はそれぞれに吉凶が当てはめられています。
「先勝」は午前中は吉・午後2~6時は凶
「友引」は朝は吉・昼は凶・夕は大吉・ただし葬式はNG
「先負」午前中は凶・午後は吉
「仏滅」何事にも向かない日・仏事のみ良い
「大安」何事にも良い
「赤口」何事にも良くない・仏事には良い・また午前中は良い
それぞれの吉凶はこういった感じです。
大安は時間・内容問わず何事にも良いとされているため、結婚式などの喜びごとに特に良いとされているんですね。
最近では掲載されているカレンダーも減ってきている六曜。なんだか難しい日取りのことかと思いきや、実際は「今日の運勢」だったんですね。
現在でも毎朝ニュースで「今日の占い」が放送されたりしていますが、昔から「今日の占い」をみんな知りたがっていたようです。