イケベ楽器のリボレ秋葉原店が2月から販売開始しているギターピックのセットが新感覚だと評判です。それがこちらの「将棋クロス&ピック」なるもの。
将棋盤をあしらったクロスと、そのマス目の上には文字が書かれたピック。 かなりクールです。しかし、なぜ楽器店が突如このような商品を販売したのでしょうか?
メーカーによると、たとえば今まで “和テイスト”の楽器はあっても、それを弾くための道具に対してそのような徹底した発想のものはありませんでした。ギターを弾くために多くのプレイヤーにはピックも必要。今までになかったものというコンセプトを突き詰め徹底していく上で、モチーフとなった「将棋」や「漢字文化」こそ、日本の楽器業界の伝統を築く上でも一番のアピールポイントになるという思いから制作されたそうです。実際に昨年の7月にパリで開催されたJapan Expoで初出展された際には、予想以上の好評だったそうです。
重層なイメージを駒型ピックはセルロイド製。もちろんすべて丈夫に作られた使用できるピックです。さすがに予備がこれだけあれば安心ですね。クロスとセットになっているのもなかなかの実用性です。
パッケージもまた粋です。なんだかわかりますか?そう、お茶屋さん販売用の茶葉の袋を模したデザインです。練習の合間や後に1局対戦する、っていうのもいいですね。
シンプルながらもしっかり惹きつけられるポイントがあり、さらに本格的に将棋ができる上に実用的とあって、先のJapan Expoではもっぱら「面白い」との声が多数だったという「将棋クロス&ピック」。確かにこれは楽器業界の新しい方向性として注目です。と同時に、このような楽器本体以外の “小道具”に対する見方もいろいろと変わってきそうな気もしますね。