越前守(国司長官)としてさっそく政務に乗り出した藤原為時(岸谷五朗)。しかし越前介(次官)の源光雅(玉置孝匡)や越前大掾(三等官)の大野国勝(徳井優)はどうも乗り気ではありません。
挙げ句「越前の事は越前の者に任せて欲しい」と賄賂まで持って来る始末……何やら漂着した宋人・朱仁聡(浩歌)らの件で何か隠しているようです。
心労が重なる中、体調を崩してしまった為時に鍼治療を施したのが、見習い医師の周明(松下洸平)。今後まひろ(紫式部。吉高由里子)との関係はどうなっていくのでしょうか。
そんな中、通詞を務めていた三国若麻呂(安井順平)が殺されてしまい、朱仁聡が容疑者として連行されることに。
判断を誤れば国際問題に発展しかねない重大事なのに、朝廷では左大臣・藤原道長(柄本佑)が「現地に任せる」と頼りない様子です。
困っているところへ周明が朱仁聡の潔白を証明するため、証人を連れて国府へ乗り込んできたのでした。
NHK大河ドラマ「光る君へ」第22回放送「越前の出会い」では、サブタイトルの通り様々な人との出会いが描かれます。
それでは今週も、気になるトピックを振り返っていきましょう!
第22回放送「越前の出会い」略年表
長徳2年(996年)
閏7月17日 | 唐人(朱仁聡?)がオウム・羊・ガチョウを朝廷に献上。 |
10月6日 | 朱仁聡らの待遇について、朝廷の陣定で審議される。 |
10月8日 | 藤原伊周(三浦翔平)が京都に潜入、藤原定子(高畑充希)に匿われていると通報が入る。 |
10月11日 | 藤原伊周が大宰府へ護送される。 |
10月末 | 高階貴子(板谷由夏)が病没。 |
11月8日 | 明法家の令宗允正(よしむねの ただまさ)が朱仁聡の罪名を諮問される。 |
12月16日 | 定子が長女・脩子内親王を出産。 |
今回のエピソードをまとめると、ざっくりこんな感じです。
伊周はまだ登場するんですね。出家するする言いながら、まだ剃髪していないことに、藤原実資(秋山竜次)も呆れ顔。日記『小右記』に記録しています。
朱仁聡の罪名について具体的なことは分かっていませんが、今回は殺人容疑となっていました。
次週にどんな展開を迎えるのか、目が離せませんね!