天照大御神と伊勢神宮の関係
三重県伊勢市の伊勢神宮には言わずと知れた日本の神様・天照大御神が祀られているのはご存知でしょうか?
天照大御神は皇室の祖先であり、太陽の女神。太陽は農耕民族である日本人にとってなくてはならない存在で、日本人の総氏神様として崇められてきました。
そのようなことから昔から「一生に一度はお伊勢参りへ…..」と皆が口を揃えて言っていたそうですよ!
お伊勢参りは江戸時代に大ブーム
戦の絶えない時代が終わり、江戸時代には庶民も遠くへ旅に出ることができるようになりました。当時は歩きの旅で、途中宿場で休憩をしながら長い時間をかけて旅に出ます。
そこで大ブームとなったのが伊勢神宮への参拝です。
「東海道中膝栗毛」という言葉を歴史の授業で習ったことがあると思いますが、これは江戸時代に発売された滑稽本で、弥次さんと喜多さんの「弥次喜多コンビ」が、江戸から厄落としにお伊勢参りの旅に出るというお話なんです。
実はボーイズラブ!?江戸時代のベストセラー「東海道中膝栗毛」の弥次さん喜多さんの真実
十返舎一九による江戸文学『東海道中膝栗毛』と言えば、江戸に住まう一介の町人である弥次郎兵衛と喜多八の名コンビが織りなす滑稽本にして旅行文学として有名です。絵本や児童書でもタイトルが“やじさんきたさん”…
面白おかしい珍道中として当時大ヒットしたことで、更に庶民のお伊勢参りへの憧れを強めました。